西白河郡矢吹町
福島県立矢吹病院
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病院の特徴
県立病院では、公的医療機関として県民の皆様に寄り添った医療サービスを提供しています。職員は公務員(県職員)となり、福利厚生や研修など充実したバックアップ体制で、職員のキャリアアップを応援しています。
県立矢吹病院では、公立の精神科病院として福祉と医療の連携を強化した取り組みを進めています。国の施策に則り、入院から地域へと長期入院患者さんの退院促進に力を入れ、平成27年度より病棟も機能別に再編しました。さらに、児童・思春期外来を平成23年8月から開設し、多くの患者さんにご利用いただいています。現在、病院の全面建て替えによる「県立こころの医療センター(仮称)」としてリニューアルするための準備も進めています。
看護部では、看護スタッフの研鑽・レベルアップのため、年間を通して研修計画を立てて取り組んでいます。県内にある3つの県立病院では、共同でクリニカルラダーを取り入れたレベル別研修を企画実施しています。
また、精神科訪問看護は平成29年度より精神科訪問看護ステーション「のびのび」としてリニューアルしました。アウトリーチにも取り組み、患者の皆様が地域で生活が継続できるよう支援しています。
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心理社会療法部
心理教育とSST(社会生活技能訓練)を統合した心理社会療法部では、プログラムを担当スタッフが定期的に実施しています。病気や症状の理解・服薬の自己管理ができるように、またSSTでは対人スキルなどの訓練を行い、社会復帰の促進に努めています。
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臨床実習受け入れ
現在、複数校から看護学生の臨床実習を受け入れています。患者さんとの信頼関係の構築や、セルフケア向上への支援などを通じて、学びと気づきが得られるようにしています。
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訪問看護ステーション・アウトリーチ
訪問看護ステーションでは、ご家族や地域の関係機関からの依頼を受け、未治療者・治療中断者などを対象に「アウトリーチ」を行っています。医師や看護師、精神保健福祉士、作業療法士などの多職種で、定期的に症例検討会を実施しています。
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矢吹病院まつり
毎年秋に開催され、平成30年度で6回目を迎える「矢吹病院まつり」。地域に開かれた病院を目指し、健康相談会や地域のボランティアの協力を得て、様々なプログラムを企画しています。地域のたくさんの方々にご来場いただいています。
病院データ
- 開設年月
- 1955年11月
- 病院長
- 橘 髙一
- 看護部長
- 佐藤 忠
- 病床数
- 146床
- 職員数
- 154名(うち看護職員95名)
- 看護方式
- モジュラーナーシング、受け持ち制、機能別看護
- 外来患者数
- 91.5名(1日平均)
- 入院患者数
- 99.8名(1日平均)
- 看護配置
- 15:1
- 診療科目
- 精神科(一般・児童思春期)、内科、歯科
アクセス
〒969-0284 西白河郡矢吹町滝八幡100
TEL 0248-42-3111
FAX 0248-44-2551
お問い合わせ
ここに掲載の情報は、福島県保健福祉部医療人材対策室が発行した
「看護職のための病院ガイドブック」が基になっております。